追記: 2017/12/02
本日、Coincheckの口座を開きFactomを購入しました。
これで、4つのコインと4つの取引所をOpenしたことになります。
-> 2017/12月現在海外含めて14の取引所をOpenしています。ここでは、特にサービスが良くなったbitFlyerを追加しています。
まぁ、証券口座を24社開いたことに比べたら、無料なので、4つはたいしたことはないですが、これで、手数料含めていろいろ比較できるようになりました。
今回は、取引手数料とは別に、隠れた手数料である、スプレッド、すなわち、売りと買いの値段の差を調べてみました。
スプレッドってFXで使用される言葉ですが、仮想通貨に対してあまり調べているサイトがないのでまとめてみました。
手数料競争をした、FX業者の最安値のスプレッド、通貨毎/取引所毎のスプレッドを、%で示して整理してみました。
仮想通貨の取引所選択を検討している方のお役に立てれば幸いです。
FX業者の最安値のスプレッド
スプレッドってのは、売りと買いの値段の差のことを言います。
たとえば、FX短資トレードで、現在のドルのBID(売り)とASK(買い)を見ますと、
BID: 109.632
ASK: 109.642
となってます。売りより買いが高いように常に設定しています。つまり、すぐ買って売ったら、その分損をするのです。(FX業者から見ると利益になり、それがビジネスになってます)
この差は、スプレッドといい、0.01円ですが、通常FXでは銭であらわすので、1銭となってます。
この差分は、FX業者の収入となります。
このスプレッド、隠された手数料の競争を各社で行っており、一番安いのは、マネックスのFXです、0.2銭となってます。
この割合がいくらかというと、買値に対して、
(0.2/100)/109.642 = 0.0018%
です。かなり小さい値ですが、これがFX業界の値だと認識してください。
通貨毎/取引所毎のスプレッド
FX業界の人は、仮想通貨の取引に参入しようとしてますが、このスプレッドが多くてもかまわず、仮想通貨が儲かりそうなので、購入する人がいる、そこがビジネスチャンスだといってます。
現在私は、以下の4つの通貨と4つの取引所を使ってます。
Bitcoin, Eathereum, XRP, FACTOM
Zコイン、Bitpoint, 東京JPY発行所(Gatehub), Coincheck
そこで、スプレッドや取引がどうなっているか、調べました。
なお、通貨を買ってないと、売りの値段が調べられなかった(Coincheck)ので、限定的な情報になっていますが、概略の値はわかります。
仮想通貨 | スプレッド%,取引 | 備考 |
Bitcoin | GMOコイン 指値無(成行 レート差0.6) Bitpoint 指値有(成行 レート差0.17%) Coincheck 指値有 bitFlyer 指値有(成行 0.02%) |
Coincheckでは、Bitcoinを保有してないので、売値がわからず。 |
Eathereum | Bitpoint 指値有(成行 レート差0.4%) Coincheck 指値無(買いでBitpointより2.0%高い) |
|
XRP | 東京JPY発行所/Gatehub指値有(レート差5.4%) Coincheck 指値無(買いは、Gatehubより4.6%高い) |
|
Factom | Coincheck レート差 6.7% |
どうでしょうか?
FXが、0.0018%とかなっているのに、仮想通貨では、1%程度以上で、非常に高いスプレッドになっているのがわかると思います。
仮想通貨は、手数料が安いとか、言われてますが、以前の記事に書いたとおり、手数料は安くはないし、スプレッドである隠れた手数料も合わせると、ベラボーに高いです。
ベラボーに高いんですが、どんどん値段があがるので、問題ないと思われて買われているのです。
この中でみると、メジャーなBitcoinは一番スプレッドが小さいです。
特にbitFlyerは0.02%ですので、ほぼ気にしなくてすみます。
また、指値ができるので、自分の指定した額で買えるところがいいです。
でも、Eathreumになると、Coincheckは、同時刻にチェックした値段からすると、Bitpointより、2%も高くなってます。
Coincheckは、このスプレッドで稼いでいるのではと思います。
さらに、少しマイナな通貨のXRPについては、東京JPY発行所がGatehubというWalletで取引するようにしてますが、ここでのスプレッド率は、5.4%と、めちゃくちゃ高いです。
なんと、Coincheckは、それに対して、買値でさらに、4.6%も高くなってます。
異常な価格差です。
さらに、Factomになると、Coincheckで、6.7%もスプレッド率があります。
異常な高さです!
Coincheckは、いろいろな通貨を扱っているところがいいですが、買い手からみると、とんでもない手数料を払っていることになります。
ただ、Coincheckはユーザが多いので、約定しやすいということはあるでしょう。
しかし、この手数料と、スプレッドでは、国内で通貨として、流通するのはまず無理ですね。
「手数料が安い」というイメージをもってますが、Bitcoinによる海外送金以外は、「手数料が高いか、とても高い」ので、通貨としての国内流通は、全滅ではないかと思います。
ただ、これは、新しい取引所が出て、スブレッドや手数料競争がなされると、段々と下がってくると思います。
それが、今の送金のコストよりかなり下がらないと普及はしないと考えます。
ただし、仮想通貨に、サービス機能がついたもの、EathreumやFactomは、そのサービス目的が普及すれば、生き残れますし、XRPは、手数料/スプレッドが劇的に安くなれば、海外送金の目的で、生き残ると考えます。
これから、普及していきそうなものなのに、「生き残れる」という表現を使いましたが、まだ使用され普及しているわけでもないので、そう考えました。
少なくともBitcoinは、使い始められているので、機能性には落ちますが、メジャーなものになってます。
まとめ
仮想通貨や取引所を4つ位試用したので、いろいろとわかってきました。
仮想通貨は、バブル的ですが、過剰な期待はしないほうが良いと考えます。
でも、このバブルは続くかもしれません。
なお、bitFlyerについて2017/12月に調べただけでもスプレッドは小さくなっています。今後はスプレッドの差が小さくなる可能性があります。
別記事で一番推奨できる取引所はGMO.コインと述べましたが、最近bitFlyerから改定した規約を読むような画面がありました。そうしたら以下のことがわかりましたので、bitFlyerは日本の取引所としては中核的に使用することにしました。
海外の取引所においていたビットコインもbitFlyerに移動させます。何せ日本語で迅速なサービスが期待できるので。
それから、暴落時に売りの注文を出す可能性が大きいですが、その場合、bitFlyerだとFXや先物取引ができ、チャートも見やすく注文しやすいのでいざという時に、資金移動せずにすぐに注文を出せるから選択しました。
bitFlerの何が良くなったかですが、以下です。
・2017/7,8頃問い合わせをしても数日回答がくるまでまたされたが、今回問い合わせしたら当日夜には回答が来た。社内体制が強化されたと感じる。
・取引所で怖いのは、個人責任ではない、ID/PASSWORの盗難などの取引所へのハッキングと社内からの漏洩や社員のリスク。
・個人がIDやパスワードを盗まれた場合は、銀行でも証券会社でもそうだが、これは個人責任。でも個人責任ではない取引所のハッキングで預け入れ資産がなくなった場合は、保険に入っていてその規約のURLが来た。
・幅広く「サイバー攻撃等によって発生したビットコインの盗難、消失等に対する損害賠償のほか、事故対応に必要となる各種対策費用(見舞金費用・コンサルティング費用・原因調査費用・被害拡大防止費用など)まで補償します。」とある。責任の上限は規定してない。HP上の記載はすぐ見つからない。
・本件について問い合わせをしたが、カバーする保証金額については、保険契約に基づく個別の判断となるため、明確な案内はできないとのこと。
・社内の管理要因や悪意をもった人のリスクについては、「随時セキュリティ体制の強化に努めており当社内での不正利用の心配は限りなく低い」との回答あり。人間のやることなので完全に0にはできないが、随時強化をしていることが共感できる。
随時追跡調査いたします。
オルトコインは、日本の取引所で買うと手数料が高いので、まずbitFlyerでBitcoinを買い、それを送信して、海外の取引所で買うことにしました。
急速に顧客を増やしているBinanceでは手数料が0.05%になります。現在、海外の取引所としては中核的に使ってます。もちろんスプレッドはとても小さいです!!
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